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ポリオ

ポリオ

ポリオ(急性灰白髄炎)ってどんな病気?

「小児マヒ」と呼ばれる病気です。ポリオウイルスは人から人へ感染します。感染した人の便中に排泄されたウイルスが口から入り、腸に感染します。感染したウイルスは3〜35日(平均7〜14日)腸の中で増えますが、ほとんどは症状が出ない不顕性感染ですみ、終生免疫ができます。症状が出る場合では、ウイルスが血液を介して脳・脊髄へ感染し、麻痺を起こすことがあります。ポリオウイルスに感染すると、100人中5〜10人は風邪に似た症状を呈し、発熱に続いて頭痛・嘔吐が現れます。

一部の人は永久に麻痺が残ります。麻痺の発生率は感染した人の200〜1,000人に1人の割合です。呼吸困難により死亡する例もあります。
1960年ころまで、ポリオは日本でも流行を繰り返していました。予防接種が浸透した現在では、国内での自然感染は報告されていません。しかしアフリカやインドなどではポリオの流行が残っており、渡航中の感染や、ウイルスの日本侵入の可能性もあります。まだ予防のため、ワクチンで免疫をつけておく必要があります。

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