風しん 風疹
風しん(三日はしか)ってどんな病気?
風しんは感染者の、せきやくしゃみなどで飛沫感染します。
感染してから症状が出るまでの潜伏期間は2〜3週間。軽いカゼの症状から始まり、発熱、発疹、首のリンパ腺が腫れるといった症状が出ます。発疹も熱も2〜3日で治ることから『三日はしか』とも呼ばれています。
年少児のうちは心配するほどではありませんが、年長児や大人の場合は重症になることが多く、2〜3日では治りにくくなります。
妊婦が妊娠初期に罹患すると、先天性風しん症候群といって多発奇形の赤ちゃんが生まれることもありますので、子どものうちに免疫をつけておく必要があります。
接種を受ける時期と間隔は?
- 対象者年齢:
- 生後12〜90ヶ月未満(標準年齢:12〜36ヶ月)
- 回数:
- 1回の皮下注射。
幼児から中学生までがかかりやすく、成人までには自然に約70%が免疫をつけます。3〜4歳ころが最もかかりやすいので、男児女児とも3歳になるまでに受けるようにしましょう。保育園・幼稚園に行く人は、麻しん(はしか)に続けて入園前にすませるようにしましょう。母親が妊娠中でも、お子さんは受けられます。
風しんワクチンの副反応は?
- 約4%の人に軽い発熱、発疹、リンパ腺の腫れなどの症状が出ることがあります。
- 接種を受けた成人女性の100人中6人程度に、一過性の関節痛がみられます。
- 接種後1〜2週間は咽頭からワクチンウイルスが認められることがありますが、周囲にはうつらないといわれています。